2010-05-08から1日間の記事一覧

誉田哲也「ジウI〜III」

ほんわかおっとり芯太女、と、 武道に生きる男勝り無骨女の組み合わせ、 という、誉田哲也の武士道シリーズを思わせる配役。 この組み合わせ、作者好きなんかなー。 結構面白い警察小説だった、、んだけど、 まさかあそこまで暗黒面に落ちるなんてwww 意…

池井戸潤「果つる底なき」

元銀行員の作者が書いた、金融ミステリ。 単純に、都銀ってこんな感じなのか、という、銀行の内情、的な視点でも楽しめます。 結構ハードボイルドな、骨太なミステリ。 これで新人だってんだから信じられん。 こりゃこの先が気になるなー。

奥田英明「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」

デブで無遠慮で、でも名医、、かもしれない、伊良部先生のシリーズ。 あの色違いの赤ん坊が表紙の小説は一体なんなんだ! と、以前から興味があったのでなんとなくよんでみたら、面白いじゃないか! サクサク読めるわ、話のオチもいいし! 何よりキャラがえ…

重松清「流星ワゴン」

今までそういえば俺重松清よんだことないなぁ、 と思い購入。 せ、せつねぇえええええッ! 喧嘩別れした、死の間際の親父を持つ主人公(38)。 自分の同い年の父親に会うことになるのですが、 その先がもう、、ねえ、、。 安易な和解とかじゃなく、ひたすら胸…

柳原慧「パーフェクト・プラン」

先が気になる、どこか憎めない犯罪者らが主人公のクライムミステリー。 怒涛の展開が実に楽しい。 最初の誘拐事件から、次々起こる事件。 ラストまで一気に読んじゃう。 クラッキングのシーンはちょっと懐かしい単語がいっぱい出てきた。 バックドアだのトロ…

万城目学「鹿男あをによし」

そういやそんなドラマやっとったな、 と店頭で売られてる文庫を見て何気なく読んでみた。 鴨川ホルモーと同じ作者だったんですねぇ、鹿男。 実に奇妙な、奈良を舞台にしたジャンル不明(ファンタジー?)のお話。 さくさく、っと読めて、読後感も良し。 ただ本…

恩田陸「ロミオとロミオは永遠に」

「ネクロポリス」がとても面白かったので手出し。 面白かった。 未来を舞台にしていて、「20世紀の遺物」として出てくるいろんな品物が楽しい。 なんというか、ディティールが妙に細かくって遊び心に溢れてて実にいい。 ディティール作るの大好きな作家なん…

谷崎潤一郎「陰影礼賛」

高校の頃、教科書に乗ってて、信じられないくらい日本食を旨そうに書いてた覚えがあり、久々に読みたくなり購入。 うす灯りの中、蒔絵が煌く漆器の美しさや、立ち上る米びつからの湯気、なんてのがもうたまらん! 同じ本に収録されてる「恋愛および色情」の…

最近読んだ本

最近読んで、面白かった本の感想まとめ。 1Q84は発売日に買ったものの、じっくり読めてないです。 好きすぎて、読むのがもったいない、、。