谷崎潤一郎「陰影礼賛」

高校の頃、教科書に乗ってて、信じられないくらい日本食を旨そうに書いてた覚えがあり、久々に読みたくなり購入。
 
うす灯りの中、蒔絵が煌く漆器の美しさや、立ち上る米びつからの湯気、なんてのがもうたまらん!
 
同じ本に収録されてる「恋愛および色情」の、
各国の女性評はさすが日本の誇る変態谷崎!って感じで面白かった。
 
「外人は格好よさげにみえるけど産毛ザラザラっすわ、やっぱ日本人は肉がむちむちしてていいね!」(俺超訳)
発言とか。
 
異常に格調高い文章でしょうもないことを書いたりしてて、とても楽しい。
もちろん、これはすごい!ってなる文章もいっぱいありますよ。