七尾 与史「死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) 」

死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)

『このミス』編集部が驚愕した話題作! “死神”と呼ばれる暗殺者のターゲットになると、24時間以内に偶然の事故によって殺される。【死亡フラグ】とは、漫画などで登場人物の死を予感させる伏線のこと。キャラクターがそれらの言動をとることを「死亡フラグが立つ」という。

“「死神」と呼ばれる殺し屋のターゲットになると、24時間以内に偶然の事故によって殺される”。特ダネを追うライター・陣内は、ある組長の死が、実は死神によるものだと聞く。事故として処理された彼の死を追ううちに、陣内は破天荒な天才投資家・本宮や、組長の仇討ちを誓うヤクザとともに、死神の正体に迫っていく。一方で、退官間近の窓際警部と新人刑事もまた、独自に死神を追い始めていた…。第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。

:(349page)：アマゾン紹介より引用

感想

タイトルからしてあんまりな内容ですが　笑、
「俺、この作戦が終わったら、足洗ってパン屋になるんだ。。」
とか、
「この戦争が終わったら、結婚しよう！」
とかそういう所謂死亡フラグはあんまでてきません。
　
副題が、
凶器は…バナナの皮!?殺人事件
なので、真面目な謎解きではないですねー　笑
　
凶器がバナナの皮なら、
次の獲物は金ダライか！？とドキドキしながら読みました。
そんな具合に、かるーく読むのがオススメ。
　
このミス受賞時の原稿がかなり長かったらしく、
刊行にああたって半分くらいに原稿を削ったとのこと。
そのおかげか、異様なスピード感があって一気に読める。
ただ、あまりに読めすぎてちょっと物足りない感が少しあるかも？
　
　
9784122053519