ロバート・A. ハインライン「夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)」
- 作者: ロバート・A.ハインライン,Robert A. Heinlein,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 文庫
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ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。
家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。
1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ。そんな時、「冷凍睡眠保険」のネオンサインにひきよせられて…永遠の名作。
:(383page):アマゾン紹介より引用
感想
とても面白かった!
猫大好きでちょっと頭が寂しくなってきた、
30過ぎ技術者のタイムトラベルもの。
猫の描写が細かく、著者猫大好きなんだろうなぁ、としみじみと思えるw。
猫好きは必見!そうそうそうなんだよ!と思えるセリフがいっぱい。
主人公は、家電開発の技術者で、
・自動で床掃除をしてくれるロボット、
・皿洗いをしてくれるロボット
なんかを開発する。
格好良いできる技術屋!って感じなんだけど、
どう考えても主人公はロリコンだと思う、、だってさ、、(以下ネタバレ)。
11歳の女の子と結婚すべく冷凍睡眠して、
成長した女の子と結婚、って、、
ちょっとだけキモち悪さを感じるのは俺だけですか、、。
これが書かれたのは1957年。
2009年の今では、Rumba(自動掃除ロボット)や自動食洗機がある。
作中の自動床掃除ロボットが電池が切れると自分で充電しに行く、
というシーンでは、Rumbaだ!と思ってしまったw。
当たり前だけど、俺は1957年の未来に生きているのだなぁ。
「月は無慈悲な夜の女王」も面白かったけど、
「夏への扉」も本当に面白かった!
今ふと思ったけど、月は無慈悲〜を訳した人ってすごいなぁ。
The Moon Is a Harsh Mistressですよ原題。
俺が訳したら月はツンツンマダム、とかなるっつーの。。