近頃本を読むスピードが上がってきました。
その分娯楽の小説がすぐ読み終わるのが玉に瑕。
面白い小説ほど没頭しちゃうから本当にもったいない。

イノセントゲリラの祝祭

チーム・バチスタの栄光」の白鳥・田口ペアの最新作。(つっても出たのは結構前ですが)

独特の会議やらでの駆け引きは健在で、なかなか熱い。
ただ、「人の死因を確定させることの重要性」を、作中のキャラクターを使ってこれでもかと主張しています。
本筋とそうブレてはいないんですけど、熱のかけようが並大抵ではないw。
 
もともと、死因を調査することの重要性を周知させたくて小説を書き始めた、とのことですから、そりゃ熱が入ってしまうでしょう、という感じではあるのですが。
日本での死因はほとんど不明といっても過言ではない、ということは知らなかったので、それはとてもためになったかも。
まだほかのソース見てないから、きちんと裏づけ取ってから知識に入れよう。
 
以下勉強系。基礎本ばっかり。
電子工学系の本は読み漁ってるけど、まだ学部1〜2年レベル。
回路図は何とか読めるようになりましたよ。
 
ただ、数学的な素養とかぜんぜん足りてないので、しっかり勉強しないと。

ネットワーク系

基礎からわかるTCP/IP―ネットワークコンピューティング入門

基礎的な内容から、経路制御などの細かい部分までカバーしている本。
ぶっちゃけアプリでソケット使って通信する、くらいなら必要ないくらいの内容網羅してます。たぶん。
ただ、ネットワークの中でもTCP/IPスイートは基礎の基礎なんでガッツりやりたい人にはお勧めかも。
例もしっかりありわかりやすい。
 

暗号技術入門 秘密の国のアリス

暗号技術はなにぶんわかりにくいです。
数式が多いとついていけなくなっちゃうんですよねー。
数学、もっと基礎からやんないとなぁ。
この本は比較的数式が少なめで、かつ例が具体的なのでお勧め。
 

APIで学ぶWindows徹底理解

APIってなんだよ?って人から、ドライバーの作り方なんかまで。
広く浅く、時々深いかな?って感じの、あまり実用的ではない本かも。
APIが何かが良くわからない人が、「こういう世界があるのか」と、思うくらいでいいんじゃないかなー。
 

ハッキングツール・プログラム

タイトルとは裏腹に非常に真っ当なネットワークの入門書。
ツール・ソースコードがついていて解説はかなり親切。
言語はC++なので基本的な知識は必要かな。
 
API(Winsock)を用いてパケット送受信をただ行う、くらいの目的なら
Monoistのネットワーク関連の連載や、 
Geekなページ」さんのネットワーク関連の記事がいいと感じます。
短くわかりやすくまとめてありますしね。

組み込み系

リアルタイム組込みOS基礎講座

これはわかりやすく詳しい。ただ、詳しい分最初に全体像をつかむには向かないかも。
俺は参考書的にちょこちょこ使ってます。
全体像を見るならば、雑誌InterfaceのRTOS入門を特集してる号(確か今年の)にμITRON仕様の解説があるので、それでざっとRTOSについての知識は得られると思います。
 

組み込みエンジニアを極める

例が具体的で面白い。ある程度基礎ができてて(オブジェクト指向とか)、通読すれば新しい視点や基礎の洗い直しができるかも、くらいの難易度・網羅度。はじめの一冊にはお勧めしません。