四畳半神話体系1〜2話

「四畳半神話体系」をとりあえず見た。
原作は小説で、作者は「夜は短し歩けよ乙女」の森美登美彦。
 
中村祐介デザインの絵が動くのはやっぱり見ものだった。
動作はなんか荒い?感じがちょっとするけど、いちいち映像が格好いい。
 
オープニング・エンディングとかもうね、、。
ちょっと調べてみたら、映像関連の賞取ってる人が作ったみたい。
 
さて、小説をアニメに、ということで、色々変わるんだろうな、と思っていたら、
構成からして変わっていた。
 
小説では4つのパラレルワールド(パラレル分岐点は「主人公がどのサークルに入ったか」)でそれぞれの世界での話が進みましたが、
アニメは毎回別のサークルに入った場合の主人公、という具合に進む。
(なので12回別のサークルに入った主人公が描かれることになる)
 
また、多少関連を持ったパラレルワールドでそれぞれの主人公が描かれた小説とは違い、
アニメはループものみたい。
ある一定の時点で、サークルを選択する時点まで時間を遡っている。
 
一話ラストの、時計が逆回転する演出を見てもしや、と思ってはいたのですが、
2話で、一話にもあったような小津との掛け合いで
「前にもこんなことがあったような」
と発言があったのでまず間違いなくループと見ていい。
 
今のところ、ループ開始となる「ある一定の時点」、ってのは明石さんへの好機を掴み損ねた時点だと考えられる。
んでサークル選択の新入生の時点まで戻る、という。
 
小説で印象的だった占い師の「コロッセオ」発言がなくなってたのは、もしやその他の、
「好機を逃すと今と同じような生活を続けることになる」という発言の意味をあげる、ってこともあったのかな。
(単純に12パターンコロッセオを組み込むのが難しかっただけかもしれんw)
 
小津はどうもこのループにかかわってる気がしてならん。
小説にもあって、アニメでも強調されている「あなたは何をしてもこうなるんです」的発言は、
ループものだと黒幕に近いヤツしか言わない台詞だものw。
 
あ、後、
「ぎょぇえええええ」はアニメでもありました。
結構良かったけど、やっぱ小説の方がいいやw
逆に言うならば、小説が良すぎるからしかたない。