祖父他界

父方の祖父がこの間亡くなりました。
生存率が2%切るような状態を数度切り抜けてた人で、
しかもびっくりするほど元気な人でした。
この間あったときも元気で、俺の葬式爺さんがするんじゃねぇか、
なんて思ったくらい。
 
そんな爺さんが、なくなったなんて、
最初信じられませんでした。
仕事の引継ぎして実家に戻って爺さんの顔見ても、通夜が終わっても、
爺さんの横で夜通し線香あげても、そんな実感が正直でてきませんでした。
 
出棺のとき、肌を触った瞬間、その実感とやらが一気に沸いてきて、
小さい子どもみたいに泣く羽目になりましたけど。
あんだけ張りの合った爺ちゃんの肌が、ぐにゃ、って、、さ。
お別れ言うつもりだったのに、ひゅ、って
過呼吸みたいな音しかでなかった。
 
焼いちゃった後は、とても爺ちゃんと結びつかないモノになってしまうから、
触って、間近で見ておいてよかったと思う。
  
実業家の親戚やらの関係?で、
花や弔電が信じられない数と、
信じられないところ(某メガバンクの頭取とか)からちょこちょこ来てました。
飾った花は、やっぱりいいなぁ。
会場が本当にいい匂いで少し癒された。
 
派手好きでちょっと見栄っ張りな爺ちゃんが喜びそうな式で良かったな。
バイオリンの生演奏で「おくりびと」のBGM流してたのはやりすぎだ、っていうかもしんないけどw。
何より、知らない人がいっぱいきて、泣いてて、それが本当にうれしかった。
 
 
それにしても、俺、何も返せてないなぁ。
 
何がしかの宗教を信じたくなる。
もしまだどこかに何かしらの形で爺ちゃんの人格があって、
見てくれているとしたらどれだけ救いになるか。
 
でも、俺の場合は、救いなんかじゃなく甘えでしかないって思う。
やっぱり生きてるうちに返せないとダメだ。
俺は、返せる立場にいたのだし。
 
後悔は尽きないけれど、せめて前だけしっかりむいて、
今からやるべきことをきっちり、
してあげたいことを今のうちにしよう。
それくらいしかできないけど、それくらいならできるはずなのだし。