秀丸メール導入!
仕事柄か、毎日最低100通くらいのメールを受け取ります。(社会人だと普通なんだろうか)
そのため近頃メールがたまってきまして、メーラー(Outlook)が重くなってきました。
そういうわけで、軽快と評判のOutlookから秀丸メールへ移行しました。
秀丸メールはシェアウェアですが、秀丸エディタのユーザーなら無料で使えます。
料金体系は以下のようになっています。
・秀丸メールだけのみ 2100円 ・秀丸エディタ(秀丸メール込み) 4200円
秀丸メールと秀丸エディタは使い勝手が非常に似ていて、慣れれば慣れるほど、便利になっていきます。
そのため、使い倒すつもりなら秀丸エディタ購入がお勧め。
Outlook→秀丸メールへの移行手順
Outlookは、メールをあまりメジャーな形式でエクスポートできません。
そのため、移行には少々面倒な手順をとることとなります。
秀丸メールでインポートできる形式は、
・eml形式(メール1につきファイル1)
・mbox(フォルダ単位)
のため、これらの形式になんとかして変換する必要があります。
メーラー移行の場合、mbox形式にするほうが無難でしょう。
- OutlookExpressでOutlookのメールをインポート
- OutlookExpress-To - OE5/6 Multi Converterを使用してメールをmbox形式に変換
- 秀丸メールでインポートする
という手順を踏む必要があります。
秀丸メール使用感
秀丸メールに移行してみて、これはいい!と思ったのは以下6つ。
1.検索・起動などの処理が軽い
ほとんど同じ量のメールをインポートしてるにもかかわらず、
OUTLOOK 検索に対して待ち3秒 ↓ 秀丸メール 体感待ち時間なし
という具合に変動。サクサク動いて、気持ちいいです。
2.テキスト形式でメールを保存するため管理が楽
バックアップも簡単ですし、持ち運びも簡単です。
持ち運ぶ場合は秀丸メール持ち運びツールが便利。
3.メールエディタが秀丸エディタとほぼ同じ操作性・機能
物を書くツールはひとつにまとめといたほうが何かと効率的です。
機能を知るほど効率が上がっていきますからね。
また、高機能な秀丸エディタでメールをかけます。こいつは便利ですよ。
4.強力なマクロ機能
マクロがとにかく強力です。
拡張機能が強力なメーラーは他にもあるとは思いますが、最高峰の一角といって間違いないと思います。
秀丸メールは秀丸エディタマクロとほぼ同じ文法ですので、秀丸エディタになれている人には特にお勧めできます。
また、1からマクロを覚える人でも、秀丸エディタ・秀丸メール環境ならエディタ・メーラーのマクロ文法覚えるのひとつで済む、というのも利点かもしれません。
たとえば、マクロを使って、毎日の業務報告なんかは以下のようにしています。
前提条件として、俺はTODOをテキストにまとめ管理しています。
(1)TODOテキストから完了したTODOだけ抜き出し、
(2)前回の業務報告のコピーを組み合わせ、
(3)業務報告のテンプレートにあわせたメールを自動生成
(4)生成されたメールを手動で少しいじって送信。
(1)〜(3)まではマクロ実行一発でやってくれるので、とても楽です。
わざわざ今日何ができたかをコピペして、
作業の進捗状況を見るために前日の進捗を前回の業務報告から確認して、
業務報告作成、なんて手間が要らなくなるわけです。
自動化すれば報告漏れも少なくなるので、チェックする手間が減ります。
(TODOに記載することを心がけるだけでいいので)
5.テンプレート指定機能が地味に便利
秀丸エディタには、メールを作成するとき、その作成要因(返信・新規作成)によって、指定した形式(テンプレート)に沿ったものを新規メールとして作成する機能があります。
たとえば、返信するとき、
[相手の苗字]さん
下記了解いたしました。
署名
引用
自動的に上記のようなメールが勝手にできる、ということが簡単に行えます。
あて先が社内の人間かどうか・件名など、条件を指定して内容を切り替えることもマクロを使えば可能ですから、使い込めば使い込むほど便利に。
「指定テンプレートを使用して新しいメールを作成」ショートカットを作ることも可能で、俺はランチャーに休暇届用などのテンプレを作って使ってます。
6.振り分けルール指定が簡単
振り分けルールの指定がかなり簡単です。
メールを指定して、そのメールのヘッダーの内容からどの部分があれば、
ということをすばやく簡単に指定できるので、ストレスなく振り分けルールの指定ができました。
OUTLOOKと比べ、入力動作を最小限にする仕組みがいろいろ追加されていて、とても快適です。
また、振り分けごとに指定マクロ起動、みたいなこともできるので、これも極めると鬼のような効果を発揮するのではないかな、と。
たとえば、指定条件のメールがくれば自動で返信メールの動的生成だとか、自分から件名TODOのメールを送ると、指定テキストにTODOを追記、だとかね。
参考
OutlookExpress-To - OE5/6 Multi Converter:メール形式変換ツール
秀丸メールWiki:Wiki