ブレイクスルー&イグニッション

自分自身の理性と俺自身が別のものに感じることがあります。
 
俺の理性が、俺自身を"使っている"という感じがするのです。
ひどくさめた目線で自分を眺め、思考の蛸壺に入ろうとしたり、無駄な作業を行おうとすると突っ込みを入れる理性と、集中してタスクをこなしたり、めんどくせぇな、なんて考えたりする俺自身。
 
効率的に何かをやるというのは、理性がいかにうまく自分自身の手綱を取るか、ということなのだろうな、と考えています。
 
そして、うまく手綱を取るには、もっと自分自身がどんな人間かをがっつり正面から見据えてやらねばならん、と思い、ここんところ真正面から自分自身を眺めてみるようにしていました。
 
結構おっかない作業で、20何年文字通り一心同体の相手から全否定されたらクソへこみますからね。自分を客観視する、ってのは本当に怖かった。今まで出会った人間の中で一番のクソ野郎は俺、という確信がありましたからね。
 
変で駄目なんだろうな、と感づいているからこそ直視しなかった自分自身は予想以上に変で駄目で醜く、そして予想以上に気にいりました。
 
きっちり理性がアドバイスしてやりゃもっとマシになる、と心底信じられるようになりました。
 
どんな人間になりたいのか、今どんな人間なのか。
足元を強固にして、少しずつ、1ミリずつでも進んでやる。すっころぶなら前のめりに。
 
ああ畜生、楽しくなってきた。そうでなくちゃいけねえ。