日本・欧米的経営

「ボスのつもりで考えなさい」はオッカムの剃刀で切り落とされる - keitaro-news

組織全体を俯瞰できるような情報や決済する権限は組織上位に集まります。上位にいる人はその情報を元に高度な判断、決済が可能です。一方、下位にいるものはどうでしょうか。



少ない情報や権限の中で「経営者のように行動しろ」と言われれば、上司の顔色を伺いながら、周囲の同意を取りつつ長時間労働を以て応えるしかありません。そのような中では、オッカムの剃刀は危なすぎて使えないのです。そしてムラの秩序は保たれ安定がもたらされます。

ボスみたいに考えるには、ボスといかにパイプを作るかが重要ですよね。
ボスが持つ情報・視野をいかに手に入れて、そこから何が導き出されるのか
そして自分なりにどんな付加価値を加えていくのか。
  
でも、それって確かに、周囲の同意を取りつつ上司の顔色を伺いながら長時間労働
にものすごくつながりやすい。
長時間労働はいやじゃないけど、時間をかけずボスみたいに動けないもんかね。
ものの考え方をできる限り盗んで、
ボスとのコミュニケーションを密にして、
自分なりの情報源を増やすしかないのかな。