サラマンダー感想

 
暇だったので「サラマンダー」という映画を借りてみました。
 
 
現代のロンドン。地下鉄延長工事の現場から、太古の巨大竜、サラマンダーが眠りから目を覚ました。彼らは驚異的な速さで増殖し、20年後には人類を絶滅へと追い詰めていた。サラマンダーの目撃者であったクイン(クリスチャン・ベール)は、仲間とともに要塞に隠れるように暮らしていた。そこにアメリカからサラマンダーを倒したことのある男ヴァンザン(マシュー・マコノヒー)と彼が率いる義勇軍がやってくる。空を自在に飛び回り、強烈な炎を吐き、人間を喰らうサラマンダーを相手に、と、生き残ったわずかな人間たちの生死をかけた戦いが始まった。(以上アマゾンから引用)
 
以下ネタバレ。
 
サラマンダーが復活し、アメリカ軍が核さえ打ち込むも倒せない。→そして未来%%%、というのがオープニング。
 
現代文明が滅亡するまでのプロセスはあまり描写されていません。人類の叡智VS未知の化け物、という路線ではないです。こういう路線かと思ったんですけども。
 
未来、人間はサラマンダーから逃れるべく穴蔵暮らしを余儀なくされ、苦しくもなんとか生き残っている状況。高度な科学技術なんかはあまり残っておらず、何とか穀物を栽培して酒をつくったり、野菜を作ったりしてなんとか自給自足している感じ。
時折栽培のためなどに地上に出ると、運が悪ければサラマンダーに食われるようなそんな暮らしを淡々と営んでいます。
 
ここのただ淡々と自衛・自給自足して暮らしている集落の描写が本当に素晴らしく、ガッツリ作り込んであります。終末SF好きな人にはいいかも。
突っ込みどころは細かい点なら結構あるとは思いますが、小物とか穴蔵のディティールはかなり良い!
 
また人類の敵サラマンダーの迫力もド迫力。ウロコ一枚一枚別の動きをする、という技術を入れているらしく、とにかく動きがスムーズかつリアル。ここはほんとに一見の価値ありです。
 
さて、その集落に武装した軍人たちが来て、こういう内容をいいます。
 
「サラマンダーに雌は一匹しかいないらしい。最初にロンドンで生まれたやつが、ずっとロンドンで繁殖を行っているんだ。ソイツさえ殺せば、奴らを絶滅に追い込めるんだ!奴らをぶっ殺して地上を人類に取り戻そうぜ!一緒に戦おう!」 
 
いったいその情報はどこからきたんだ、と突っ込む僕ら視聴者はもちろんおいてけぼりにして、主人公は「よっしゃ!!やってやろうじゃないか!」とボウガン持って参戦。
 
はぁボウガン!?何それ、とか思っちゃいけません。戦車とかを率いる軍人の親玉が手に持ってる武器なんざ斧でしたし。
 
そしてなんとかたどり着いたサラマンダーの巣で、ムキムキの兄さん方(主人公&ボス)が竜と男臭い戦いを演じる姿はなかなかに格好良いです。
 
兄さん格好ええ!ていうかムキムキすぎやろ!なんてにやにやしながら見るか、友達と突っ込みつつ見るのをおすすめ。